電磁誘導探傷検査

電磁誘導探傷検査(ファルコンジュニア)

検査概要

電磁誘導試験では励磁される磁界を妨げる方向に欠陥がある場合、検出感度が最大となります。ラインキャットでは、励磁される磁界は軸方向であり、磁界と平行な欠陥(割れ)は検出感度が低下します。
そこで、励磁される磁界の方向が円周方向である、ファルコンジュニアを使用します。また、本体がコンパクトである為、溶接線、フランジ近傍の周方向探傷が可能です。配管周方向のクリアランス150mm以上で探傷可能です。

<装置の構成>

<装置の構成>

検査事例

屋外タンク貯蔵所におけるヒーティングコイルの減肉検査
減肉要因:ウォーターハンマー現象

<検査対象配管>

<探傷波形>

電磁誘導探傷検査(ファルコンⅡ)

検査概要

ファルコンJrの欠点である探傷スペースの問題、配管周方向のクリアランス150mmを70mmに改良したのが、ファルコンⅡです。
検出能力はファルコンJrに対して、低下しますが、探傷速度の向上が見込めます。両センサを併用し、最適な探傷をおこないます。

<検査対象配管>

<探傷波形>

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