自動UT検査

<装置の構成>

検査概要

超音波探傷試験とは、高い周波数の超音波(エコー)を被検材料内に送り出し、反射してかえってきたエコーの波形から材料内部の欠陥やキズを探し出す探傷方法です。エコーがもどってくるまでの時間からキズの距離が、エコーの高さからキズの大きさを読み取ることができます。
各種施設・化学プラント・発電施設の配管や機器・タンクにおいて、長期使用に伴うエロージョン・コロージョンによる内部減肉を見つけるために超音波厚さ測定や超音波垂直探傷試験を行ってきました。従来、人の手で行っていたこれらの試験を機械制御で自動で行いデータ保存することにより試験対象部の減肉具合を厚さごとに色分けして二次元画像化することができ、また容易に経年観察できるようになります。

装置の特徴

・探触子と被検材料の間に約0.1mmのギャップをつけて探傷を行う非接触探傷。
・1mmピッチで波形保存可能。
・装置の車輪に強力マグネットを使用し、磁性体であればどのような向きでも探傷可能。
・100A以上の配管及び機器全般に対応。

  • <配管内面状況>

  • <解析画像>